為替取引のFXトレードで成績を残していく上で非常に重要だと言われているものは三つあります。
手法・メンタル・資金管理。
今回は、この三つの項目の中の資金管理に関して解説していきます。
- 資金管理を学んでいく上で一般的に必要である知識の解説
- それを学んだ後に具体的にどう活用していくかの実例
- 資金管理を学ぶためのおすすめの書籍
を紹介していきます。
そもそもなぜ資金管理が大切なのか?というところからまず説明をしていきます。
これは私自身の実体験から”資金管理の大切さ”です。
その後に、資金管理を行っていく基本的な知識の解説、実際に資金管理を活用してFXトレードを行っていけるようなコンテンツなども紹介していきます。
参考になる本も何冊かご紹介していくので、この記事を読めば『FXの資金管理ってどんなもの?』という基本はわかると思います!
自分の失敗から学んだ、FX取引時の『資金管理の大切さ』
恥ずかしい話ですが、私はFXトレードを始めていく上で、開始当初から資金管理にあまり重きを置くことはなく、手法・メンタルの勉強に重きを置いていたので、
正直、資金管理はめちゃくちゃ適当でした。笑
その結果、恥ずかしながら何度も大損失・退場をした経験があります。
その度に、原因は手法なのか?メンタルなのか?資金管理なのか?ということを何度も反省して、FXに関する知識の習得やトレードスキルアップのために勉強を行ってきました。
いつも失敗し、反省するたびにこういった対策を行ってきたのですが、
その際に最も重要だと感じたのは、メンタルでも手法でもなく、資金管理でした。
まず生き残れ。儲けるのはそれからだ。
ージョージ・ソロスー
この言葉の意味を知った部分でもあります。
それほどまでに、資金管理のことに関して知識を入れておくのは非常に重要だなと今では思っています。
非常に基本的なことではありますが、資金管理をしっかり学んでおかなければ、どんなに手法が優れていても失敗します。
自分の生活に支障をきたすほどの金銭的な損失をしてしまう可能性もあるので、しっかり学んでおくべきだと思います。
この記事では、各項目に分けて資金関連に関しての知識と解説を行っていきます。
FXの資金管理の基本的な知識を解説
少し検索をしていくと色々な情報が出てきますが、基本的にFXの資金管理で最も重要なものは、
”資産に対しての損切金額の割合(%)”を決めておく
一般的に言われているFXトレードで成績を残していくうえでのリスク許容範囲は、
1回あたりの取引での損切り金額は総資産の2%以内に設定
と言われています。この数値は著名な書籍(投資苑など)でも推奨されている数値です。
資金10万円でスタートであれば、1トレードあたりの損切の許容金額は2000円以内。
資金100万スタートであれば、1トレードあたりの損切の許容金額は20000円以内ということです。
え?少なくない…?
はい。
おはぎ先生もおっしゃる通り、当初私もそう思っていました。笑
例えば、100万円の資金での一回あたりのトレードにおいて取れるリスクが2万円以内でFX取引を行っていく…。
いやいや、もうちょい多くても大丈夫でしょ!
⇒それを軽視してリスク管理を無視しながらのトレード、つまり私はめちゃくちゃな資金管理を行い、入退場を繰り返し気付きました…どうやらこのルールは守った方が良い…と。笑
つまり、こういった一般的な資金管理・リスクの許容範囲の知識がFXトレードで生き残る道の重要な一歩になります。
- リスクリワードレシオ
- プロフィットファクター(RR)
といった、数値で自身の成績を表すものと掛け合わせながら自分が優位性があるスタイルでのトレードが理想ですが、
それ以前に、資金管理の知識をしっかりと身に着けていないと、いずれ退場することになります。
資金管理を学んだ後に、実際にどう活用していくかの参考例
では、実際にこの2%以内のリスクを受け入れた場合にどう活用していくのか、仮にリアルな金額に落とし込んでシュミレーションしてみましょう。
ここでは、10万・30万・50万・100万スタートで仮定してシュミレーションして、許容損切金額と推奨ロット数をご紹介していきます。
※10万円スタートの場合
資産/10万円 | 損切許容金額/1回あたり | 適正ロットサイズ(損切20pipsの場合) |
資産に対してのリスク2% | 2000円 | 1万通貨(0.1lot) |
資産に対してのリスク1.5% | 1500円 | 7500通貨 (lot) |
資産に対してのリスク1.0% | 1000円 | 5000通貨 (lot) |
資産に対してのリスク0.5% | 500円 | 2500通貨 (lot) |
※30万円スタートの場合
資産/30万円 | 損切許容金額/1回あたり | 適正ロットサイズ(損切20pipsの場合) |
資産に対してのリスク2% | 6000円 | 3万通貨(0.3lot) |
資産に対してのリスク1.5% | 4500円 | 2.25万通貨(0.225lot) |
資産に対してのリスク1.0% | 3000円 | 1.5万通貨(0.15lot) |
資産に対してのリスク0.5% | 2500円 | 1.25万通貨(0.125lot) |
※50万円スタートの場合
資産/50万円 | 損切許容金額/1回あたり | 適正ロットサイズ(損切20pipsの場合) |
資産に対してのリスク2% | 10000円 | 5万通貨 (0.5lot) |
資産に対してのリスク1.5% | 7500円 | 3.75万通貨(0.375lot) |
資産に対してのリスク1.0% | 5000円 | 2.5万(0.25lot) |
資産に対してのリスク0.5% | 2500円 | 1.25万通貨(lot) |
※100万円スタートの場合
資産/100万円 | 損切許容金額/1回あたり | 適正ロットサイズ(損切20pipsの場合) |
資産に対してのリスク2% | 20000円 | 10万通貨(1lot) |
資産に対してのリスク1.5% | 15000円 | 7.5万通貨(0.75lot) |
資産に対してのリスク1.0% | 10000円 | 5万通貨(0.5lot) |
資産に対してのリスク0.5% | 5000円 | 2.5(0.25lot) |
実際に損切2%、と意識するだけでも資金管理が可能な方もいると思いますが、
実際にトレードする前に事前に許容する金額・ロットを計算しておくとより良いと思います。
まず生き残ること
まず生き残ること
大事な事なので、2回言ってみましたw
FXトレードや投資などの資金管理に参考になる書籍を3冊ご紹介!
実際に資金管理を学ぶ上で、非常に参考になった資金管理の本を3冊、ご紹介していきます。
デイトレード
伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術
投資苑
正直、この3冊を読めば資金管理の基本的な知識や実践方法はすぐに勉強できると思います。
どれも、純粋に本としてもおもしろいなーと思います!
是非読んでみてください!
ちなみに、私がこれまで読んで良かった本を感想付きで紹介している記事もあるので、見てみてくださいね。
まとめ
今回ご紹介した資金管理に関しての知識だけでも、基本的な資金管理の大切さに関しては十分に分かると思います。
まず生き残ること
これは非常に意識してトレードしています。
もしこの記事を読んで、自分の資金管理がまだ少し甘いなぁと感じており、FXトレードにおいて成績が伸び悩んでいる方は是非活用してみてください!