ドルストレートの意味や特徴に関して解説していきます。
また、ドルストレートとクロス円の pips獲得時に日本円での計算がどのように変わるのかを解説していきます。
メジャーなドルストレートの通貨ペアを一覧も全てご紹介して行きますので、このページを読めばドルストレートに関しての疑問や一般的な知識は網羅できるように解説をしていきます。
ドルストレートとは?意味や特徴を解説
ドルストレートとは、米ドルと他国の通貨を掛け合わせた通貨ペアのことを呼びます。
現在、世界の基軸通貨と言われている通貨は米ドルです。
このことから、米ドルが絡む通貨ペアはドルストレート(通称:ドルスト)と呼ばれています。
ドルストレートでの獲得pipsと、クロス円の獲得pipsの違い
日本でよくFXの取り引きが行われている通貨ペアは、ドル円(USD/JPY)、ポンド円(GBP/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)と言ったクロス円と呼ばれる通貨ペアが多いですが、
このクロス円とドルストレート(ドル円以外)の獲得pipsによる日本円換算は少し変わってきます。
クロス円以外は、獲得pips時の日本円の損益計算の金額が微妙に変わってきます。
ここでは例をあげた方が分かりやすいと思いますので、実際にポンド円とポンドドルの日本円での獲得pipsの計算を例に挙げながらご紹介していきます!
ポンド円で1万通貨で100pips獲得した場合の日本円での収益表示はそのまま+10,000円ですが、
ポンドドルで1万通貨で100pips獲得した場合の日本円での収益表示は、獲得pips×ドル円レートになります。
どういうことかというと、
※ポンド円の場合
1ポンド⇒〇〇円
※ポンドドルの場合
1ポンド⇒〇〇ドル⇒〇〇円換算になるからです。
少し複雑に思うかもしれませんが、
- GBP/JPYの意味は、1ポンド=〇〇円換算
- GBP/USDの意味は 1ポンド=○○ドル換算
つまり、その通貨ペアに日本円が絡んでいない場合、獲得したpipsがどの国の通貨で換算されているかで日本円の損益額が変わります。
日本では、基本的には日本円換算で損益を計算していくので、獲得pipsがどの国の通貨かによって変わります。
今回はドルストのひとつであるGBP/USDで例を挙げてみましたが、
- EUR/USD=1ユーロは〇〇ドル
- GBP/USD=1ポンドは〇〇ドル
- AUD/USD=1豪ドルは〇〇ドル
となるわけです。
これを、
- EUR/USD=1ユーロは〇〇米ドル⇒ドルを日本円換算する
- GBP/USD=1ポンドは〇〇米ドル⇒ドルを日本円換算する
- AUD/USD=1豪ドルは〇〇米ドル⇒ドルを日本円換算する
こういったように、ドルを日本円換算するということから、
同じ獲得pipsでも、日本円換算だと損益に乖離が生まれるわけですね。
面倒な計算が苦手なら!
- ドルストレードでの損益pips×ドル円(USDJPY)レート=日本円での差益になる!
これだけ覚えておけばOKです!笑
メジャーなドルストレート通貨ペア一覧をご紹介
世界の基軸通貨は米ドルですが、ユーロやポンド、日本円と言った世界的に”メジャー通貨”と呼ばれる流通が多い通貨があります。
そういったメジャーな通貨のドルストレート通貨ペア一覧を紹介していきます。
- USD/JPY(ドル円)
- EUR/USD(ユーロドル)
- GBP/USD(ポンドドル)
- AUD/USD(オージードル)
- NZD/USD(ニュージードル)
- USD/CHF(ドルスイス)
- USD/CAD(ドルカナダ)
上記の通貨ペアは、ドルストレートの中でもメジャー通貨ペアに入ります。
流通量が多い通貨×流通量が多い通貨ほどメジャー通貨になるわけですね!
FX会社によって取り扱いがある通貨ペアの種類は変わりますので、ドルスト中心でトレードする方は、取り扱いがある通貨ペア数もチェックしておくと良いですね!