今回は『ローソク足の読み方・見方』を解説し、
実際にトレードにおいてどう使っていくのかを解説していきます。
図解でも解説しているので、この記事だけ見て頂ければ、
『ローソク足とはなんぞや!?』ということがわかって頂けるようになるべく丁寧に書いてみました。
ローソク足の見方・漢字の読み方を解説(始値・終値・高値・安値)
ローソク足の基本的な見方をまず解説していきます。
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上図を見ながら読んで頂ければわかると思いますが、
ローソク足には、
高値(たかね)・安値(やすね)・始値(はじめね)・終値(おわりね)の4つの値が存在します。
ローソク足には、実体とヒゲというものが存在します。
・実体は、始値~終値までの部分の事を指します。
・ヒゲというのは、高値もしくは安値~実体までの部分の事を指します。

各時間軸の高値~安値、始値~終値を全て確認できるということです。
表で表すと、
5分足 | 5分間での高値~安値、始値~終値 |
1時間足 | 1時間での高値~安値、始値~終値 |
4時間足 | 4時間での高値~安値、始値~終値 |
日足 | 1日(24時間)での高値~安値、始値~終値 |
週足 | 1週間の高値~安値、始値~終値 |
月足 | 1か月の高値~安値、始値~終値 |
このように、ローソク足1本分で高値~安値、始値~終値がすぐに確認できます。

実際にどう活用する?ローソク足を使うメリットとは?
結論から言うと、ローソク足を使う一番のメリットは、
『相場の心理状態が推測しやすい』ということです。
これはどういうことかというと、
・実体の長さ
・ヒゲ部分の長さ
この2つを見ていくことで、市場の心理を把握する参考になるからです。
実際に例を挙げていきます。
例えばこんなローソク足があります。
このローソクは、市場はまだ買い意欲が十分に強いローソクだと判断できます。
終値と高値が近く、押し戻されて付けた安値が反発し、下ヒゲになっているからです。
下ヒゲが長い陽線は、一旦安値に押し戻され陰線に変わったものの、
買い意欲が勝り再び陽線に転換して更に実体でも高値付近でとどまっていますね。
このローソク単体で見て心理状態を考えると、
『売りたい人よりも、市場はまだ買いたい人の勢力の方が強いよ』という推測ができます。
こういった心理を読み取れるテクニカルでは、ローソク足が非常に優れています。
※ただ、実際はローソク足を一本だけ見て判断するというのはかなり困難で、
実際はローソク足を複数本見て市場の心理を判断していきます。
ローソク足の集合体から、市場の心理状態を推測したり、
別記事にて紹介している、チャートパターンでトレード時の参考にできるような形になったりします。
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ローソク足にも、形状や組み合わせでいくつかのパターンがあります。
・トレンド反転時に出現しやすいローソクパターン
・トレンド継続時に出現しやすいローソクパターン
このようなものが存在します。
まとめ
今回は、ローソク足の基本的な見方・読み方と、メリットを紹介しました。
実際にトレードで活用できるローソクパターンも存在しますので、
ここは別記事にてまとめていきます。
かなり基本的な事にはなりますが、
まずこれ把握してからローソク足の組み合わせパターンを勉強していくと、理解するのも早くなります。