移動平均線を使う目的は、トレードスタイルによって表示させる平均線が各々で異なります。
・5分・15分足などを主にトレードで使用する短期トレーダー
・時間足・4時間足・日足を主にトレードで使用する中期トレーダー
・日足・週足・月足等を主に使用する長期トレーダー
このように、時間軸が異なるだけでも表示する移動平均線が違ったりもします。
手法も様々なものがあるので、自身のトレードスタイルにあった移動平均線を使用すべきだと思います。
とはいえ、実際どの移動平均線(SMA・EMA)が多くの人に使われているの?って気になりますよね。
実際に多く使われているMAを、SMA・EMAに分けて表にして作成してみました。
FXの移動平均線(SMA・EMA)で良く使われるものを一覧にしてみた
当然のことながら、全てのMAを導入したらチャートが見づらくなってしまうので、自分のトレードスタイルに合わせて参考にして頂ければと思います。
書籍や様々なFXブログを参考に調査をしてみましたが、以下のMAが多くしようされていました。
よく使われる単純移動平均線(SMA)
単純移動平均線(Simple Moving Avarage)で多く使われているのは以下でした。
よく使われる単純移動平均線(SMA) | 特徴 |
5日線 | 短期トレーダーに多い |
20日線 | 全ての時間軸に多い |
21日線 | 全ての時間軸に多い |
25日線 | 全ての時間軸に多い |
50日線 | 中期・長期トレーダーに多い |
75日線 | 全ての時間軸に多い |
100日線 | 中期・長期トレーダーに多い |
基本的に、5の倍数のMAが多く使われています。
理由は定かではありませんが、単純に土日を除いた月~金の営業日の日数が5日だからだと思います。
現にチャートにこれらの平均線を当ててみると、反発ポイント等がそれぞれのMAで機能していることがわかります。
また、MAの表示は1本というわけではなく、3~5本程度を組み合わせて使用するトレーダーは多いです。
ここは各々の手法によって変更している場合が多いです。
管理人はMAを表示しているチャートは、MA20(短期)・50(中期)・100(長期)を使用しています。
よく使われる指数移動平均線(EMA)
よく使われる指数移動平均線(EMA) | 特徴 |
5日線 | 短期トレーダーに多い |
10日線 | 短期トレーダーに多い |
20日線 | 全ての時間軸に多い |
200日線 | 全ての時間軸に多い |
EMA(Exponential Moving Avarage)の特徴は『SMAよりもトレンドに反応しやすい』という特徴があります。
超短期トレーダー(スキャルピング)で使用しているトレーダーが割合としては多いですが、EMA200日線はグランビルの法則という理論で最も効果的なEMAが200と言われているので、EMA200は多くのトレーダーが愛用しています。
まとめ・MA選択と並行して重要な事
結論から言うと、FXの移動平均線は『これを使えば間違いない!』というものは存在しません。
ただ、多くの人が使用するMAの反発ポイント=意識されやすいポイント
ということは間違いないでしょう。
MAの使用方法は人によって様々で、
・トレンドを把握するだけに使う
・エントリーに使用する
・他のインジケータとの併用で利用する
といったように、使用用途も様々です。ですので『みんなが利用しているからこれを使おう!』という選択よりも、『自分のスタイルはこうだから、そのスタイルに役に立つこのMAを使用しよう!』と言った考え方が好ましいと思います。