コンフルエンスの意味や、実際にFXのトレードでどう活用できるのかをまとめて解説していきます。
現状でテクニカルを使用したFXトレードをしており、その中でもフィボナッチを使用している方は、覚えておいて損はない知識だと思います。
MT4チャートを使いながら解説していきます。
FXトレードで使えるコンフルエンスとは?意味やトレードでの活用法を解説
コンフルエンスに関しての基本的な知識を解説した後、トレード実践でも使えるイメージが沸くようにチャートを交えて解説していきます。
今回は管理人のトレーダー仲間でもある、おはぎ先生とともに解説していきます。
宜しくお願いします。
FXのコンフルエンスエリアとは?
テクニカルトレードを行っているトレーダーでも『コンフルエンス?何それ初めて聞いたんだけど?』という方は多いです。
ということで、『コンフルエンス』という英単語の意味をまず調べてみました。(単語自体の意味を知ってからの方が覚えやすいです)
コンフルエンス(Confluence)の英単語の意味
Confluenceとは
合流(すること)、合流点、人の流れ、集合、群衆
まず、この意味を覚えておいてください。
ここから、FXにおいてのコンフルエンスの意味を解説していきます。
コンフルエンスという用語は、フィボナッチトレードを提唱している、ディナポリ氏の用語です。
コンフルエンスとは一言でいえば、異なる時間足のチャートで引いたフィボナッチの重なり合う(もしくは互いに近くにある)ラインのゾーンの事です。
異なる時間軸でもフィボナッチが重なり合うということは、それだけ注目しているトレーダーも増えますから強いラインになりますね。
このコンフルエンスを活用すると、実際にトレードでも役立つ機会が多くあります。
次に、具体的にどうやってトレードで活用していくかの解説を行っていきます。
チャート付きで解説!実際のコンフルエンスのメリットと使い方
実際に、MT4のチャートでフィボナッチリトレースメントを引きながら解説していきます。
下記チャートは、ユーロ円の日足です。
チャートの右部分から、上昇トレンドが発生していますね。
トレンドが強く出ている相場だと、活用しやすいです
実際に、この日足での上昇トレンドの安値・高値にフィボナッチを引いてみます。
日足で引いただけでも、フィボナッチの有用性がわかりますね
おはぎ先生のおっしゃる通りですね。
ここで、この日足で引いたフィボナッチを見やすくするために、4時間足で見てみましょう。
これは、先ほど日足で引いた安値から高値までのフィボナッチです。
このチャートに、4時間足での直近の安値と高値でフィボナッチを引いてみます。
※日足で引いたフィボナッチがピンク色にしましたが、4時間足は見やすくなるようにブルーで引いています。
ピンクのフィボ・・日足の高値安値で引いたフィボ
ブルーのフィボ・・4時間足の直近の高値安値で引いたフィボ
すると、上記のようにフィボが重なり合う(もしくは近い)ポイントが出現する時があります。
今回の場合は、61.8%の重なりと23.6%と76.4%が近いですね。(四角黄緑の部分です)
これを、コンフルエンスエリアと言います。
コンフルエンスと言わず、ただ単にゾーンと言われたりもしますね。ハイ。
実際のFXトレードで、コンフルエンスはどう活用する?
では上記のように、異なる時間軸で引いたフィボナッチを引くと、どうやって活用し、どんなメリットがあるのかを紹介していきます。
ちなみに、日足と4時間だけに限らず、週足⇒日足や、1時間⇒15分足等でも活用できますよ。
コンフルエンスを活用する3つのメリット
- 強めのサポートライン(上値抵抗線)の想定に役立つ
- 強めのレジスタンスライン(下値抵抗線)の想定に役立つ
- 利確目標の目安にできる
メリットとしては、上記の3つのようなポイントがあります。
MAやフィボナッチエクスパンションなど、他のテクニカルともかぶってくるようなポイントは、より強く機能しやすいと思います。
活用方法としては、トレンドの環境認識を行った上で、
・トレンドフォローするのか
・逆張りを入れるのか
・ブレイクアウトを狙うのか
などを考えて使用していくと、実際のトレードで役に立ちます。
コンフルエンスを把握しておくと、トレードのシナリオを立てる時の参考になります。
まとめ
今回は、フィボナッチリトレースメントを活用したコンフルエンスを解説していきました。
コンフルエンスを提唱したディナポリ氏関連の書籍は、フィボナッチを活用したトレードでは非常に参考になるものが多いです。
こういった知識を少しずつでも自分の中にストックしていき、少しでも優位性のあるトレードができるようにチャートを交えて解説させて頂きました。
参考になれば幸いです。